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MiLB Scouting Report
メジャーでは微妙でも、日本に来れば最高の助っ人になりうる選手たちのリポートです。ルイス、ラロッカ級の助っ人はおらんかのぉ~
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2013年の広島カープ、念願だったCSにやっと進出した。原動力となったのは前田健太、バリントン、大竹寛、野村祐輔の先発10勝カルテットだ。

ドラフト会議では大学No1投手・大瀬良大地を獲得と、更なる先発強化を達成することが出来た。

「来期10勝投手が5人出た場合はなんと呼ぶのだろう? どうやらクインテットと呼ぶららしいぞ。」などと浮かれていたら大竹が出て行ってしまった。 ^ ^;

しかしカープ・ファンは大竹が抜けたショックを余り引きずっていない。大瀬良の存在価値が非常に高いためである。

大学四年・秋の成績が悪かったため、大瀬良の状態を心配する声もあったが、7月に行われた日米大学野球選手権にエースとして参加。初戦先発を任された大瀬良は未来のメジャー・リーガー相手に、5回まで無失点の好投を見せるも、雨で40分間の中断。再開後の6回のマウンドで失点し、負け投手になっている。

秋のリーグ戦の成績が悪かったのも、この大会に参加し、ここにピークを作ったために調整が難しかったのだと思う。WBCに出場した選手が、前半に苦労するケースと同じですな。さらに大学では主将もやっていたとなると負担が大きすぎて、個人成績は悪くなっても仕方がない。

高い素質、デカくてパワフルなのに人柄が良い・・。本当にいい投手が獲れた。キャンプで鍛えていけば、大瀬良は必ず期待に答えてくれるだろう。広島カープ先発投手への高い評価は今年も変わらない。


「広島カープは先発投手がいい」この最高のフレーズに対し、マイナスのフレーズが「左が少ない」だ。

カープは大瀬良に続いて九里亜蓮を2位で獲得、4位で社会人・西原。5位では高校生・中村といずれも右投手ばかりで、ドラフトでは左投手の補強は行わなかった。

ドラフト1位指名で左投手は大人気で、左バブルが起き、指名チームが実力以上に増えてしまう。1位で指名するのだから各球団、先発投手として期待して獲るわけだが、そもそも予告先発において左投手が先発メンバーにいるかどうかはあまり関係ないように思うのだが。

2014年のドラフトでは地元出身の早稲田・有原と法政・石田。二人のドラフト1位候補投手がいる。

カープは左がいないからウンヌンと言われるだろうが、お構いなく有原航平投手の獲得を目指して欲しい。有原投手は広島産の投手では村田兆治さんを超える可能性のある歴代No1の逸材だ。

今オフにも前田健太のMLBへの挑戦が実現しそうだ。マエケンの次のエース格として期待する投手が、右なのか左なのかはどうでもいいことで、野村・大瀬良とともにエース争いが出来る力のある投手を選んで欲しい。

もちろん石田健太投手を評価していないわけではない。石田君は今年、軽く残念な成績を残すことで二位でカープに入る作戦で行こう。三位でもいいぞー。


左右にこだわる必要があるのはリリーフだ。右・左、サイドなど出来ればいろんなキャラクターが欲しい。

今オフ・カープが獲得した左のリリーフ投手の成績と映像を見てみよう。

ザック・フィリップス
27才 左投げ左打ち 身長183センチ 体重86キロ


MLB 通算 19試合 0勝 1敗 15.2回 14三振 防御率3.45 WHIP1.53 SO/BB 1.75
MiLB 通算 319試合 38勝 44敗 808.2回 779三振 防御率3.90 WHIP1.41 SO/BB 2.34

2013
MLB  3試合 0勝 1敗 1.2回 1三振 防御率5.40 WHIP3.60 SO/BB 0.33
PCL 50試合 4勝 2敗 59回 74三振 防御率2.44 WHIP1.24 SO/BB 3.08

近年のカープの助っ人たちは身長1メートル95センチとか、2メートル超えの投手が多く。長身から投げ下ろすパワー・アームというフレーズが基本だったが、183センチのフィリップスは、ちょっと小さく感じてしまう。

投球プレートの三塁側を左足で踏み、左のつま先に右足を揃えて構え、テークバックで一度タメをつくり投げている。とにかくリリースまで打者に左腕を見せないように投げている。

球速は145~150キロ スライダー、カーブ、チェンジ・アップ、シンカーがある。スライダーが一番得意な変化球のようだ。

2013年は3Aで59イニング、74三振とかなりの好成績だった。過去3シーズンのイニング数、三振と四球の割合を見ると、四球の数が減ったのではなく、三振の数が大幅に増えている。

2011年 58.1回 45三振 28四球. BB/9 4.3. SO/9 6.9.   SO/BB 1.61
2012年    54回 45三振 22四球. BB/9 3.7. SO/9 7.5.   SO/BB 2.05
2013年    59回 74三振 24四球. BB/9 3.7. SO/9 11.3. SO/BB 3.08

投手有利インター・ナショナル・リーグで投げていた昨年より、なぜか打者天国パシフィック・コースト・リーグに移籍した2013年の方が成績が大幅にアップしている。3Aのオールスターに選出される好成績を残し、カープ獲得につながった。

カープの外国人枠を考えると先発の柱バリントン。クローザーのミコライオ。大砲キラと9月に大活躍だったエルドレッド。

昨年CSに進出できたのは投手の充実と、外国人打者二人体制で得点力をアップ出来たおかげだ。この四人を外しフィリップスを開幕から使うことは難しい。

特に大砲二人体制は崩せない。昨年9月に好成績をあげられたのはキラとエルドレッド、二人の力が大きい。点を取れればリリーフも楽になる。外国人打者一人だと点が入らず接戦が増え、リリーフが忙しくなるだけ。

左のリリーフがいなくて負けた試合より、打てなくて負けた試合の方が圧倒的に多いのだから。

フィリップスに対する期待は、今のところ5番手の役所と考えられる。シーズン中にミコライオ婦人が出産の予定で、ミコは一軍から離れることが決まっている。このタイミングでフィリップスには投げてもらうことになるだろう。

左のリリーフは河内、久本 そして昨年、故障で泣いた篠田の復活を期待したい。大物ルーキー大瀬良に背番号「14」を譲った篠田。カープの「14」は剛球投手にこそ相応しい番号と誰もが思っている。

背番号変更は篠田にとっても心機一転となり、良い結果が生まれるかも知れない。先発だけでなくリリーフの可能性もあるのではと思う。今キャンプは大瀬良・フィリップスとともに、背番号「21」になった篠田も楽しみにしている。


2013年9月7日 ワシントン・ナショナルズ vs フロリダ・マーリンズ
2時間34分 8回 2013年の初登板 最速93マイル、150キロを記録している。
左打者 デナード・スパンと対戦した場面ではヒットになったものの、スライダーで上手くゴロを打たせている。

7回には勝手に来日候補と考えているヒゲ男・クリス・ハッチャーが登板している。9回にはカープOB、チャッド・トレーシーが代打で登場。

2013年9月10日 アトランタ・ブレーブス vs フロリダ・マーリンズ
1時間54分 6回から 正面からの映像が見れる。
左打者シェイファーとの対戦 スライダーで追い込んでから、148キロの直球で三振。

2013年9月15日 ニューヨーク・メッツ vs フロリダ・マーリンズ
3時間34分 延長12回に登板 スライダーで引っ掛けさせた当たりがセカンドの横を抜けヒット。満塁にしたところで交代 菊池なら獲れていたかも。この日は球速も145キロまでだった。

この試合8回途中から元阪神スコット・アッチソンが登板、メッツの監督は元オリックスのコリンズさん 日本帰国後もみんな頑張っているようだ。

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ヘ(= ̄∇ ̄)ノ エンタメ・コネタを書くライターです。野球のプロ原稿は一度も書いたことがありません。野球の記事も書きたいのぉ。

HNは「プロ野球のFA補償がドラフト1位指名権譲渡になって欲しい」という意味

最近は2位でもよいのかなと思っていますが・・いずれにしてもドラフト指名権が欲しい !

丁寧なコメントへのお返しがヘタっぴなので、コメントは受け付けておりません。さらっと読んでいただければ幸いです。
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