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MiLB Scouting Report
メジャーでは微妙でも、日本に来れば最高の助っ人になりうる選手たちのリポートです。ルイス、ラロッカ級の助っ人はおらんかのぉ~
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2015年の広島カープ先発投手は、MLBの名門ドジャースとヤンキースでエースとして投げた黒田博樹と、来期はMLB球団の先発ローテで投げることが有力な前田健太、実に豪華な先発投手になった。

やはり敵チームの研究などは分散されるはずで、前田健太は二度目の沢村賞を受賞。クリス・ジョンソンは来日初年度で防御率のタイトルを獲得となった。

逆に開幕から課題とされたリリーフ投手。ヒースに代わり、途中からクローザー役に回った中崎翔太。当初の怪しい投球は日を追うごとに消えて、後半戦は見事な投球だった。来期は疲れが心配ではあるが、若いクローザーを手に入れたことはカープにとって、とても大きい。

もう一つ大きな話題になったのが、将来のエース、大瀬良大地の中継ぎ起用だ。

リリーフ強化作として、カープOB山崎隆造さんは「現実的では無いけれど、大瀬良を後ろに・・」大野豊さんは「本当に最後の手段として、大瀬良を後ろに・・」誰もが思うけど、やっては駄目だと解っているレベルのこと、これが実際に起こってしまった。

大瀬良の代わりに先発のチャンスをもらったのは、武内、中村恭平、今井、九里が1試合ずつ。薮田が6試合。計10試合に先発しクオリティスタート達成は0%だった。大瀬良は9試合に先発し、クオリティスタート44% 先発が負け展開を作ってしまってはどうしようもない。先発のレベルを下げてまで、中継ぎ強化をして、チームが強くなるわけはないのだ。「中継ぎはいい経験になった」と大瀬良は語るが、私なんぞは未だに納得していない。


リリーフの外国人を補強し、強固なリリーフ投手陣を作る。エース候補の先発投手を中継ぎに回すなんて、二度とやらなくても良いようにすることが、今オフの課題だった。

私も今年獲れそうなリリーフ投手の中から、勝手にリスト・アップしていた。これはぜひ欲しいという投手が三人ほどいたのだ。

マイケル・クレト 190センチ 113キロ 26才

3A INT 31戦 防御率3.00 3勝2敗5セーブ 51回 61三振 24四球 WHIP 1.078 K/BB 2.54

2014年9月23日 シカゴ・ホワイトソックス vs デトロイト・タイガース
実況はカープの助っ人だったロデリック・アレンさん。
クレトは豪腕で変化球も豊富に持っている。カウントを取れるスライダーも○ チェンジアップは◎
https://youtu.be/9VNOse8fGxE?t=9651

エリック・コーディエ 193センチ 98キロ 29才

3A PCL (A+3戦含む) 38戦 防御率1.26 2勝1敗9セーブ 43回 57三振 27四球 WHIP 1.256 K/BB 2.11
MLB 8戦 防御率5.84 0勝0敗0セーブ 12.1回 7三振 6四球 WHIP 1.541 K/BB 1.17

2014年9月28日 サンディエゴ・パドレス vs サンフランシスコ・ジャイアンツ
コントロールに難があるが、160キロのアウトロー剛速球は日本の打者は打てません。
https://youtu.be/XRghYWOO8g0?t=10070

マイク・ブロードウェイ 196センチ 98キロ 28才

3A PCL 40戦 防御率0.93 2勝0敗13セーブ 48.1回 64三振 8四球 WHIP 0.683 K/BB 8.00
MLB 21戦 防御率5.19 0勝2敗0セーブ 17.1回 13三振 7四球 WHIP 1.558 K/BB 1.86

2015年8月27日 シカゴ・カブス vs サンフランシスコ・ジャイアンツ
打高リーグとして有名なPCLで今シーズン脅威の好成績を残した。低く構えるフォームが特徴的。
https://youtu.be/b17zIW4NrjA?t=8720

三人とも豪腕長身パワーアーム。コーディエとクレトは160キロを計測する。ブロードウェイはスリークウォーターから158キロを投げ込む。

ブロードウェイはSFジャイアンツのロースターにまだ入っているが、MLBキャリアがわずか一年しかない。MLBでは3年ベンチに入っていれば調停権を獲得できる。調停権を取ることで給料が上がっていくのだが、ブロードウェイが調停権を取るにはまだ2シーズン投げなけなればならず、過酷なMLBのブルペンで投げ続けられる保証もない。こういった選手は割りと日本プロ野球に譲ってくれるケースがある。金銭トレードも可能だと思っていた。

コーディエとクレトはマイナー契約で終了し、早々にFAになっている。この三人はいずれも日本ではクローザーとして大成できる投手だ。誰か一人、いや二人獲得して一人はスタンバイさせ、疲れたら入れ替えて使うのもよいのでは?と思っていた。

ところが、ところが、カープ球団、リリーフ獲得で思わぬ大苦戦となってしまった。

今オフはオリックス・バッファローズ、ヤクルト・スワローズ、そして阪神タイガースが抑え投手獲得合戦に参戦。

報道でも「他球団と獲得合戦をやっている」と伝えられたが、まずオリックスがコーディエを獲得。クレトは阪神の候補として新聞各社が記事にしていた。阪神が絡むとアホ・レベルのマネーゲームになってしまうので、今や金万球団のカープと言えど不必要な争いはせず、撤退したのではないかと思う。阪神は結局、マテオを獲得することになるので、クレト側には何~にも得は無かった。カープも候補にしていたと思うが、誰が候補になっていたかなどは発表されないので、真相は解らない。

ブロードウェイはそもそも所属チームの意向もあることなので難しい。SFジャイアンツで、まだ戦力として評価されているのだろうか。

追記 12月25日の中国新聞によると、「当初希望した抑え投手は移籍交渉がまとまらず、獲得できなかった。」とあるので、ロースターに入っている投手のトレードをオファーしたもののダメだったと。マイク・ブロードウェイが第一候補だったものと思われる。譲ってくれてもいいじゃないかー。SFジャイアンツさん。

他には「キャリアのある投手を追っかけていた」とゆうカープ・フロントのコメントがあった。これはおそらく松田オーナーだと思うが。この投手はデビッド・アーズマではないかと思う。

デビッド・アーズマ 190センチ 100キロ 33才

MLB通算69セーブをあげている元シアトル・マリナーズのクローザーで、今期のアーズマはマイナー契約からMLBに昇格33試合に登板。9月に戦力外FAになっている。

MLB  33戦 防御率4.70 1勝1敗0セーブ 30.2回 35三振 14四球 WHIP 1.272 K/BB 2.50
3A 21戦 PCL 20+INT 1 防御率2.29 0勝1敗15セーブ 19.2回 25三振 7四球 WHIP 0.966 K/BB 3.57

2015年8月16日 アリゾナ・ダイヤモンドバックス vs アトランタ・ブレーブス
この試合は延長戦に登板して三者連続三振。その後味方のサヨナラ・ホームランが飛び出し勝ち投手になった。
https://youtu.be/F7t1XtKsB2Q?t=11246
来年は34才になるベテランだが、アーズマのTwitterを見ると、「オフの今こそ、ウェート・トレーニングでしっかり鍛えるぞ」という凄い意欲を感じる。こんなベテランがブルペンにいてくれれば若いリリーフ投手たちの、良いお手本になると考えたのではないか? しかしこちらも断念。アーズマはまだMLBでチャンスがあるのだろうか?

カープが獲得したのは今期PCLで好投し、ウインターリーグでも絶好調だったこの投手だ。

ジェイ・ジャクソン Jay Jackson 28才 186センチ 88キロ
MLB公式
http://m.mlb.com/player/543351/jay-jackson
MiLB公式
http://www.milb.com/player/index.jsp?player_id=543351#/career/R/pitching/2015/ALL
ベースボール・リファレンス
http://www.baseball-reference.com/register/player.cgi?id=jackso001jay

3A+2A 54戦 防御率2.42 3勝4敗15セーブ 74.1回 86三振 18四球 WHIP 1.090 K/BB 4.78
3A PCL 48戦 防御率2.54 3勝3敗14セーブ 63.2回 70三振 17四球 WHIP 1.147 K/BB 4.12
2A TL 6戦 防御率1.69 0勝1敗1セーブ 10.2回 16三振 1四球 WHIP 0.750 K/BB 16.00

MLB  6戦 防御率6.23 0勝0敗0セーブ 4.1回 4三振 1四球 WHIP 1.846 K/BB 4


今期はサンディエゴ・パドレス配下の3A PCL エルパソ・チワワズのクローザーとして、48試合に登板、防御率2.54 3勝3敗14セーブの好成績を残している。

63.2イニングを投げて、70三振と投球回数を上回る三振を奪い、四球は17個。K/BB 4.12。四球一つで4.12個の三振を稼いだことになる。 

2Aでは6試合で、K/BB 16 四球一つで16三振を奪っている。

このオフはメキシコで行われていたウインターリーグに参加し、7試合に登板、無失点に抑えている。この7試合が、いいアピールになったのではと思う。行ってみるもんだねウインターリーグ。

7戦 防御率0.00 0勝0敗3セーブ 7回 13三振 3四球 WHIP 1.143 K/BB 4.33


直球は日本プロ野球ファンが好む綺麗なフォーシームを投げ、球速は154キロを計測している。

カープOBのサファテやミコライオほど速いわけではないが、150~154キロは日本では十分な球威になるし。K/BB 4.12は素晴らしい。

来日前年のミコライオは同じPCL(パシフィック・コースト・リーグ)でK/BB 2.52
サファテはINT(インター・ナショナル・リーグ)でK/BB 2.67

真直ぐの威力は二人より落ちるが、四球を出さずに三振を獲る能力はジャクソンが大きく上回っている。

変化球はスライダーが最大の武器で、MLBでは横へ変化するスライダーがメインで、縦のスライダーを見せる場面は少ないが、マイナーでの投球ではきっと投げているはずだ。でなければこんなに三振は取れないだろう。

縦スラがどれだけのレベルなのか解らないが、落ちるボールが絶対欲しい。キャンプでは、ぜひフォーク・ボールを学んで欲しい。

パワーアーム投手はフォークは覚えやすいとされるボールなので、挑戦してみて欲しい。

150キロ超えの直球と素晴らしい横へのスライダー。ここにフォークを習得、もしくはフォークが無くても大丈夫なレベルの縦スラが投げられるのなら十分活躍できる。カープ・リリーフ陣で貴重な戦力となるだろう。

カープ新戦力、ジェイ・ジャクソン。MLB全投球をYouTubeで見よう。 http://milbsrepo.blog.shinobi.jp/Entry/102/

広島東洋カープ部門 56位 ( ̄ー ̄;
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ヘ(= ̄∇ ̄)ノ エンタメ・コネタを書くライターです。野球のプロ原稿は一度も書いたことがありません。野球の記事も書きたいのぉ。

HNは「プロ野球のFA補償がドラフト1位指名権譲渡になって欲しい」という意味

最近は2位でもよいのかなと思っていますが・・いずれにしてもドラフト指名権が欲しい !

丁寧なコメントへのお返しがヘタっぴなので、コメントは受け付けておりません。さらっと読んでいただければ幸いです。
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