カープ最後の補強を考える。その2 ホセ・バルベルデ、マイケル・クレト 2015/07/31 (Fri)

抑えを任されている中崎も、よく頑張っていると思うが、セ・リーグで優勝し、CSを勝ち上がって行けば、日本シリーズの大舞台で、パ・リーグの強打者と対戦する。中崎が抑えで日本シリーズを制覇するのは、かなり無理があるだろう。

マエケン・ラスト・イヤーの今年、優勝のチャンスを逃すわけには行かないのだ。カープ最後の補強としてリリーフを獲得しなければ。

クローザーを獲得できれば、セットアッパーに中崎、その前の展開を一岡、戸田。大瀬良は後半戦もリリーフで投げさせるプランなのだそうだが、補強が出来れば先発に戻せる。ヒースも二軍で先発調整をしてもらおう。

現在7月31日、プロ野球の戦力補強は31日までだ。あと一日、カープ最後の補強を考えたい。 

開幕から抑えで苦労している。そのため大瀬良のリリーフ転向というトンデモ決断にいたったわけで、早い段階からリスト・アップはしてきたはずだ。

候補としては

ホセ・バルベルデ　37才　右投げ　右打ち　193センチ　120キロ

MLB通算 626試合 630.1回 WHIP1.196 SO9 9.9 K/BB 2.62 

防御率3.27 27勝33敗 288セーブ

2015年 3A INT 27試合 26.1回 WHIP0.91 SO9 7.2 K/BB 7

防御率2.39 0勝0敗 10セーブ 成功率100%

MLB通算288セーブをあげ、セーブ王を3回も獲得した偉大なクローザー。テイクバックの後、ボールを持った手首を立てる。体が大きいのもあり、ボールの出所が見づらいフォームから、154キロのフォーシームとスプリットを投げ込む。かなりキャラの濃い選手で、愛称、パパ・グランデ。

2011年は49回のセーブ・シチュエーションで、セーブ成功率なんと100%を達成。DHのある強打のアメリカン･リーグで考えられないレベルで大活躍。今期はナショナルズとマイナー契約を結び、3A 27戦10セーブ。セーブ成功率100%と、まだまだ健在ぶりを示している。

2014年3月31日ワシントン・ナショナルズ vs ニューヨーク・メッツ

満塁で登板　ジマーマン　三振

https://youtu.be/D1CB5fhS3_8?t=8609

ジェイソン・ワース　三球三振。

ロバトン　センター・フライ

ブライス・ハーパー　三球三振。

https://youtu.be/D1CB5fhS3_8?t=9621

；￣ロ￣）追記、ホセ・バルベルデ投手は禁止薬物違反が発覚し、80試合の出場停止処分に。素晴らしい実績とタレント性のある投手なのに。残念!

http://calltothepen.com/2015/08/15/jose-valverde-suspended-80-games-for-banned-substance/

もう一人は豪腕パワーアーム。

マイケル・クレト　26才　右投げ　右打ち　身長190センチ 体重113キロ

MLB通算 41試合 45回 WHIP1.756 SO/9 11.6 K/BB 1.93 

防御率6.60 0勝1敗 0セーブ

2015年 3A INT 31試合 51回 WHIP1.078 SO/9 10.8 K/BB 2.54

防御率3.00 3勝2敗 5セーブ 成功率56%

この投手が出てきたら、もうダメだと思わせるラス･ボスのような雰囲気を持っている。サファテやミコライオを初めて見た時のインパクトに負けない。カープ好みのパワーアームだ。速球は最速101マイル。162キロ。常時156～159キロを投げている。カウント球としてカーブとツーシームがあり、落ちる球、チェンジ・アップも持っている。

今期はホワイト・ソックスの3Aシャーロット・ナイトでプレー。同じチームには昨年広島カープで投げていたザック・フィリップスがいる。3Aでの成績はフィリップスの方が良いのだが、日本で大成するのは断然クレトである。カージナルス時代には元カープ、ビクトール・マルテと一緒だった。実にカープ縁が豊富な選手だ。

なんといっても魅力はMLB通算45回で58個の三振を奪う能力だ。こんな豪腕投手がメジャー昇格の可能性の無いマイナー契約なのだ。

クレトは24日から7日間のDL(故障者リスト)に入っているのだが、どこを傷めたのかまったく発表されていない。23日の登板では回の途中でマウンドを降りることなく、最後まで投げている。日本のチームと交渉している選手は一時的にベンチから外すことがあるので、コショウではなく、コウショウの可能性もあるのでは思う。

仮に本当に故障していても欲しい投手だ。クレトが獲れれば、カープは今後、数年間はクローザーで苦労することは無い。

2014年8月26日 クリーブランド・インディアンス vs シカゴ・ホワイトソックス

99マイル、159キロで三者連続三振

https://youtu.be/7dFnaQIYl90?t=13457

キャリア抜群のバルベルデ、若い豪腕のクレト。どちらでもいいし、二人以外の別の投手が決まってもいい。残り一日だと厳しいのは百も承知だ。せっかくの優勝のチャンスなのだから、カープ最後の補強があって欲しいと願うのだ。

カープ最後の補強を考える。その1　ホセ･バルベルデ、マイケル・クレト

広島東洋カープ部門　圏外　(￣ー￣；

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