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エバンス来日記者会見。普通は来日してすぐやるもんではないのか?
ニック・エバンス Nick Evans
28才 188センチ 100キロ 右打ち 右投げ
MLB 通算 177試合 打率257 本塁打10 出塁率305 長打率419 OPS725 三振112 四球28 三振率275 SO/BB 4
MiLB 通算 922試合 打率279 本塁打139 出塁率348 長打率479 OPS827 三振698 四球369 三振率202 SO/BB 1.89
2014
MLB 18試合 打率273 本塁打2 打点7 出塁率304 長打率636 OPS941 三振10 四球1 三振率455 SO/BB 10
3A PCL 51試合 打率354 本塁打11 打点47 出塁率423 長打率631 OPS1054 三振28 四球23 三振率141 SO/BB 1.22
7月26日代打でスリーラン・ホームラン。この時すでに日本行きが噂されていたので、チームメイトは手を合わせて拝み、お辞儀をしてエバンスを迎えている。
2011年オフ、右打ちの外野手をリスト・アップしていた広島カープ。カープはニック・スタビノアを獲得することになるのだが、その前に欲しかった選手がエバンスだったのでは?と考えている。
エバンスはニューヨーク・メッツのプロスペクトとして期待されていた選手で、この時25才。
来日候補としては若いが、この年のシーズン中だけで二度も40人ロースターから外され戦力外になり、ウエーバーを通過している。
シーズン・オフと合わせると三回もウエーバーを通過したのだ。
若くて才能はあるが、ロースター入りの保障をする球団はなかった。そこを右外野手が欲しかった広島カープが交渉していたのだと思う。
エバンスは11月30日パイレーツとマイナー契約を結び、アメリカに残ることが決定する。カープは12月初めに、新外国人候補としてニック・スタビノアの名前が報道されるのだが、スタビノアは11月6日にアストロズとマイナー契約を結んでいるので、もともとカープの第一候補ではなく、本命選手を獲れなかったため、スタビノアへシフト・チェンジしたことが解る。
この二人はタイプもポジションもよく似ている。エバンスが年をとって、ちょっとおっさんになったのがスタビノアだ。
パイレーツとマイナー契約を結んだエバンス。一塁兼外野手として、期待されていたのだが、オープン戦の成績 ヒットわずか3本に終わってしまい、ロースター入りは叶わなかった。
3Aの開幕後も絶不調が続く。不調の原因は、奥さんのアンさんが出産間近で、初めてのお子様の誕生でナーバスになっていたそう。
その後奥様の出産に立ち会うためベンチから外れたエバンス。お子さん誕生後チームにカンバックした試合では、祝福のサヨナラ・ヒットを放っている。
もし広島カープと契約していた場合、2月にはキャンプで来日しなければならない。出産間近の奥様を残して来日することになるので、ならばマイナー契約でアメリカに残り、もう一度メジャー枠に挑もうとなったのではないかと思う。
この試合は4安打3打点の大活躍 せっかく調子が上がって来たのだが・・。
打撃の調子も上がってきたエバンスに悲劇が起こる。相手チームがバンドを試みた打球がファール・ゾーンに飛んだ。ファーストを守っていたエバンス。このボールに向かってダイビング・キャッチ!! この時、左の手首を強く打ち骨折。三ヶ所の骨を折る重症だった。
この後はリハビリに費やし、ルーキーリーグに二試合出場したのみでシーズン終了。
翌2013年はダイヤモンド・バックスの2Aチーム、モバイル・ベイ・ベアーズでプレーすることになる。
2A SOU 133試合 打率267 本塁打19 打点81 出塁率357 長打率449 OPS806 三振111 四球66 三振率244 SO/BB 1.68
2Aのオールスター戦に四番打者として出場、シーズン終了後、ベアーズのMVPに選ばれている。
2014年の今期は3Aに復帰、ダイヤモンド・バックスのリノ・エーシズでプレー。
打者天国、パシフィック・コースト・リーグでの成績だが、打率354、出塁率423、長打率631、ホームラン11本、四球一つで1.22三振と選球眼も良かった。
2011年以来のメジャーにも昇格。18試合 打率273 本塁打2 打点7 試合数は少ないものの、なかなかの好成績を残している。
3年ぶりにメジャーでホームラン!
とは言え、故障者が帰ってくると再びロースターから外される身で、もともとダイヤモンド・バックスがドラフトで獲得した生え抜き選手でもない。日本のプロ野球からいい話が来ているのだから頑張っておいでとリリースされた。
広角に長打を生み出すパワーの持ち主で、少しグリップを下げ過ぎの感はあるが、イン・コースを打つのが抜群に上手い選手だ。
日本のプロ野球とMLBではストライク・ゾーンが違う。アウト・コースを大きくストライクに取るMLB、イン・コースを大きくストライクに取る日本プロ野球。
エバンスはイン・コースを広くストライクに取る日本プロ野球では、長打が増えるタイプだと思う。
また右投手と左投手の違いを、まったく苦にしないのもエバンスの強みだ。
2014年成績
右投手 打率364 出塁率413 長打率614
左投手 打率328 出塁率444 長打率672
2011年投手有利インター・ナショナル・リーグ、メッツのマイナー時代の成績。
右投手 打率304 出塁率367 長打率431
左投手 打率338 出塁率397 長打率544
ポジションはもともと三塁手としてプロに入ったが、すぐに一塁と外野に回っている。ファーストはかなり上手い。時には凄い勢いでダイビング・キャッチを試みて骨折してしまうほどだ。
レフトはパワーを期待して使う外国人選手としては十分なレベルだと思う。
楽天ではサードを期待する声もあるようだが、今期サードは15試合で守備率905 RF 2.53 2013年は49試合で守備率935 RF 2.65なので、日本でのベスト・ポジションはファーストかレフトだ。守備を期待して獲ったわけではないと思う。打撃成績で評価してあげて欲しい。
ファースト守備
レフト守備
マイナー時代から注目していたエバンス。怪我で泣く姿、2Aで苦労する姿も見てきた。MLBの出世レースからは外れ、このまま日本に縁が無いままで、終わってしまうのかな?と思っていた選手が、日本のチームとの契約を勝ち取ったのだ。実力は日本で成功すること間違い無しだと思う。
問題はシーズンも終盤に入っての来日であることだ。8月に日本デビューする打者で、好成績を残すのはかなり大変だと思うが、せっかくもらったチャンスを生かして来期につなげて欲しい。
今期の広島カープ、外国人打者の構成は、エルドレッドとキラ。ロサリオの三人だ。
8月の時点で評価すると、来期のオファー確実なのはエルドレッド。ロサリオは昨年オフに4年契約を結んでいる。
外野専門より、ファーストとレフトが守れるユーティリティの長距離砲が欲しい。まさにニック・エバンスこそぴったりなのだ。
今年のオフには再び候補になるのでは?と思っていたら、ラッツが故障した楽天が獲得することになった。
来期の楽天の外国人打者はアンドリュー・ジョーンズとサードが守れる貴重な選手ラッツの二人は決まりのようだ。仮にエバンスが成績を残せず、今期限りとなった場合、カープが獲得することもあるのでは・・・。
まぁエバンスのことだ、しっかり活躍し、楽天の来期オファーを勝ち取ることだろう。
エバンス! 成功を信じて応援してるぞ。これからは楽天の試合もチェックしなければならないね。
gc0cu1
HNは「プロ野球のFA補償がドラフト1位指名権譲渡になって欲しい」という意味
最近は2位でもよいのかなと思っていますが・・いずれにしてもドラフト指名権が欲しい !
丁寧なコメントへのお返しがヘタっぴなので、コメントは受け付けておりません。さらっと読んでいただければ幸いです。